オーストラリアの州について③

オーストラリアワイン

Hi Guys!!
こんにちはー

今回はみなさんが大好きなメルボルンのある、アートの街ヴィクトリア州(VIC州)についての簡単なご紹介をします。

VIC州の歴史について

ヴィクトリア州(以下VIC州)はメルボルンを有するオーストラリアで最も小さい州でオーストラリアの南東部に位置しています。
ゴールドラッシュ時代、オーストラリアで最も生産量が多く、イギリ スへの輸出も大部分を占めるなどオーストラリアの歴史的ワイン産地でした。
しかしフィロキセラの襲来により壊滅的状況に陥って以来、酒精強化ワインの製造に力が入れられるなど19 60年代に入るまでワイン産地として復活を遂げる事が出来ず、古くも新しい産地であると言えます。
オーストラリアでは珍しく州全域でブドウ栽培が可能な産地です。
そのためオーストラリア1小さい州ながらも生産量は全土の25%を占めています。

ワイン産地として

VIC州には21のワイン産地があり、800を超えるワイナリーがあります。

スワン・ヒルなどヴィクトリア州北西部を除き、オーストラリアの州の中でも冷涼な地域です。
一部温暖な地域があるなど多彩な気候を元にカベルネ・ソーヴィニヨン からシャルドネ、ピノ・ノワール、シラーズなど多様な品種が植えられているのに加え、ユニークな酒精強化ワインが造られています。

  • ヤラ・バレー(Yarra Valley)

VIC州で最も著名な産地がヤラ・ヴァレーです。
大規模生産者から小規模生産者まで幅広く80近いワイナリーが存在し、起伏に富んだ産地です。
標高50〜100メートルのロウワー・ヤラと250メートル以上あるアッパー・ヤラがあり、気候条件も全く異なるためつかみ難い産地でもあります。
冷涼気候の産地で様々な品種から、クラシカルなワインを生み出します。

  • ビーチ・ワース (Beechworth)

ヴィクトリア州北東のエリアでは最小の面積だが、高品質なワインを生み出す。
標高差により気候は異なり、標高が高いほど降雨量が増える。
畑は斜面に展開されているが、地形上、水資源に乏しく広大な畑を持つことが難しい。
土壌は2種類あり、一方は海底堆積物から生成されミネラルが多く含まれる砂岩や泥岩、もう一方は花崗岩からなる。

  • モーニントン・ペニンシュラ(Mornington Peninsula)

この地区はオーストラリア大陸で最南部に位置する半島部分で、西オーストラリア州のマーガレット・リバー地区と同じく休暇を楽しむこともできるワイン産地で、ビーチ、マリンスポーツ、ワインと魅力的です。
観光地ですので多くのレストランがあり、中にはワイナリーが経営するものもあります。
セラー・ドアと呼ばれるワイナリーでの直販が主な販売手段としている小規模生産者が多く、これが結構繁盛しているといいます。

  • ラザグレン(Rutherglen)

酒精強化ワインの産地。
原料はマスカットとミュスカデル(オーストラリアで伝統的にトカイと呼ばれている)
完全な大陸性気候でシラーズは厚みがあり、豊潤なフルボディワインとなる。

  • ヘンティ(Henty)

オーストラリア大陸で「最も」冷涼なワイン産地です。
羊毛業で有名な農業地であり、土壌は赤土を覆う玄武岩が主流である。
主要品種はヤラ・バレーと同じくシャルドネ、ピノ・ノワールそしてリースリングが有名である。

小さな州ながらも州全体がブドウ栽培に適している印象です。
内陸部から沿岸部まで様々な気候・土壌があり、さらに山地が点在しています。

勿論観光地としてもとても魅力的な州であります。
王立植物園で心癒されてもよし、シティでアートや街並みに刺激されてもよし、海も近いですしドライブで地平線を眺めていいかもしれません。

心躍る州メルボルン是非こ堪能ください。

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