グラスワインの選び方(前編)

飲食店として

Hi Guys!!

だんだんと暖かくなってきましたねー。
桜も散り、まもなく燦々と照りつける夏がやってくるのですね。

公園でピクニックや、浜辺でグラス片手にキリッとしたワインを飲みたくなる時期になりますねw
そんな時みなさんは白ワイン派でしょうか?もしくはロゼ?、はたまた最近よく耳にするChilled Redと言われる少し冷やして飲みたくなる薄い赤ワインでしょうか?

様々な場所でワインが選ばれますね。
そんな時に飲食店の観点から飲みたくなる、提供したくなるグラスワインの選び方を簡単にお話しします。
全ての人に当てはまるものではないので、あくまでも参考程度にしてくださいねー。

グラスワインの考え方について

例えばレストランやビストロなど、カジュアルからフォーマルまで幅広くあるのが飲食店です。

その中でもフレンチやイタリアン、専門性の高いベトナミーズやタイワニーズといったニッチなジャンルもあります。
勿論オーストラリア料理のレストランやビストロもいくつか知っておりますw

その業態の中でワインを選んでいく、フランスやイタリアなどのクラシカルなワイン中心のリストにしていくのか?もしくは国境を越えてボーダーレスなワインリストにしていくのか?
考え方は様々だと思いますが、個人的には後者の方がより最近のニーズに合っていると考えております。

今回は勿論多国籍に!と言いたいところではありますが、やはりオーストラリアワイン好きとしてはオーストラリアワインからの解釈をしていきたいと思います。

オーストラリアワインの魅力はその柔軟性の高さです。
前回もお伝えしましたが、良い意味でワイン法に縛られない国オーストラリアです。
最近ではオルタナティブと言われる品種や、他国ではありえないブレンドまで幅広くあります。

多様性が高いが故に、様々なジャンルのお料理に合わせることができるワインが多いです。

オーストラリアワインでのグラスワイン選び

今回はオーストラリアの南オーストラリア州ワインで考えさせていただきます。

オーストラリアワインの生産の約半分を占めている州であり、そのリージョンも多く様々あります。

・フィロキセラの被害を受けず、グルナッシュやシラーズの古木が多く残っているバロッサバレー
・ドイツ系の品種も多く、クリアなストラクシャーの白ワインが多いイーデンバレーやクレアバレー
・110以上のワイナリーが存在するマクラーレンヴェイルなど

多くのリージョンがあり、その環境に合わせた葡萄品種の栽培ができ、美味しさを求めてブレンドする文化もありと、美味しさを求め新旧問わずワイナリーが楽しみながらワイン造りを行っているのが印象的です。

品種としてはシラーズ、カベルネ、シャルドネなどの栽培も盛んですが、近年ではネッビオーロやサンジョベーゼ、 サグランティーノなどのオルタナティブと呼ばれる品種も栽培されており120種を超える品種の栽培が行われております。

新進気鋭の生産者も多く参入し、また品種やキャラクターに富んだSA州産ワインの魅力を伝えられるようにグラスワインを選びを心がましょう。

お店の立地やお客様の層から考える

お店のエリアからお店を利用されるお客様の層を想像してください。

簡単に例えるならば、
例えばお店が銀座にあり、客層が30代後半から50代くらいの方でしっかりとしたビジネス利用・少し大人のデート利用 ・海外のツーリストの方の利用・ビルの中でしたらお買い物の合間になど利用されるケースなど、いろいろと考えられると思います。

さてここでまた振り返ります!
お店のコンセプトはなんだったでしょうか?
またその中で店舗からご提案したいものはなんですか?

踏まえて合わせた販売価格だったり、売りたいものを考えていきます。

ただこの場合少なからずお客様のニーズにあったものを考慮しなくてはなりません。
そうです!
お客様の求めるものはなんでしょうか?

まだまだシャルドネやピノノワール、「オーストラリアなのでシラーズ!」とよく言われます。
ナチュラルワインを前回ご紹介しましたが、やはり日本ではまだまだ黄色い尻尾のカンガルー が強いなと考えてしまします。。。

飲み慣れた方やワイン通の方に私たちが美味しいと思うクラシカルな品種のワインを選ぶ事はすごく楽しいです。

ただその隙間を縫って、負けじと現地で流行っているオルタナティブな品種やナチュラルに作られたものを提案するのもまたワインを紹介する我々の使命なのかなと思います。


少し長くなりそうですので今回は考え方からお話ししました。
次回もっと深くグラスワインについて考えていきましょう。

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