Hi Guys!!
今回はオーストラリアから少し脱線して、最近耳にすることが多いナチュラルワインがテーマです。
日本でも多くのお店で提供しているナチュラワイン、ただなんとなく流行っているからとか健康志向の世の中だからとかで聞き流している方も多いかと思います。
個人的には好きなジャンルでははありますが、そんなナチュラルワインについて簡単にご紹介します。
ナチュラルワイン
世界中で文化としてワインがあり、その中でナチュラルワインがあります。
最近よく飲食のお店でよく聞くフレーズとして、ナチュラワイン、クラフトビールだったりクラフトジン、焙煎コーヒーなどがあると思います。
もちろん世界で流行っていたものが日本でも流行りつつある傾向にはあるのですが、
世界中で食文化だったり、ワイン文化というものは時代により変化しております。
サスティナブルな観点から、多くの方々が自然環境のことを考え始めています。
ワイン業界も同じく、サスティナブルなナチュラルワインに注目が集まっています。
ナチュラルワインが流行っていくことは当然の流れになっているのかもしれません。
そこでナチュラルワインの定義とは何なのでしょうか?
オーガニックワインとビオワインとの違い
よくビオワインだったりオーガニックワインなどと一緒にしがちですが、まずはその二つとの違いを改めてお話しようと思います。
オーガニックワインとはいわゆる有機ワインで、有機栽培された葡萄(認証あり)を使い、それを収穫し補酸、補糖、培養、酵母、酸化防止剤など規定の中で醸造するワインのことです。
簡単に言えば有機認証された葡萄を使っているワインです。
またビオワインとは別名バイオダイナミックやビオディナミコなどと言われることもあり、科学的なものは一切使用せず、生物の潜在的な力を引き出し、土壌に活力を与える育て方の農法です。
太陽暦や宇宙エネルギー、地球の磁力などを利用したものです。
これはもはや哲学ですねw
実はナチュラルワイン(ヴァン・ナチュール)には厳密な定義はないです。
むしろ定義できないものがナチュラルワインなのだと思います。
有機栽培で育てた葡萄を、科学的や人的に介入しないようにして造ったワイン。
ただ生産者さん的には人と違ったものを造りたいとか、変わったものを造りたいとかではなく、自然のままにゆっくりと葡萄のペースに任せて、葡萄の本来の味を造りあげた結果のエキスなのだと思います。
人の都合か葡萄の都合かということなのでしょうか。
”葡萄だけで造る、極めてナチュラルなもの”とある生産者さんもいってましたがその通りだと思います。
ナチュラルワインとカテゴリーすること自体が、彼らにとってナンセンスなことなのかもしれません。
従来のワインとの違い
おそらく従来のワイン好きの方が、初めてナチュラルワインを飲んだ時、これは薄いと感じてしまうことがあると思います。
私も何度かその意見を耳にしたことがあります。
それは至極当たり前の意見かと思います。
従来のワインが葡萄のエキスに酸や糖、酵母、SO2などを足したり引いたりして、生産者さんが美味しいと思うワインに調整していることに対し、
ナチュラルワインは葡萄のエキス以外何も足さない、何も引かない葡萄本来の旨味の充実したワインなのですから違いがでて当然だと思います。
ですのでにごりったワインが存在することもあります。
葡萄本来のエキスを全て瓶の中に詰めるという目的で、極力濾過せずに瓶詰めされているからです。
彼らにとってにごりとは必要なものであり、クオリティには全く問題ないと考えているからでしょう。
市販のジュースで考えても、何気なくスーパーで買ったオレンジジュースと、農家さんが直接出している搾りたて100%とでは全く違います。
むしろ果肉やにごりが残っているものの方が、旨味があり生き生きとしたオレンジの味を楽しめるのではないでしょうか。
ワインだって農作物ですから、そのままの葡萄の味わいを大切にした結果なのだと思います。
昨今ワイン業界は大きなマーケットになってきました。
たくさんの美味しいワインが集まり、高品質なワインが世界中で集まり販売されています。
いろいろとナチュラルワインについてお話ししましたが、ナチュラルだけでは語れないワインの世界観だってあります。
まずは自分の好みに合うもの、自分が前向きにワインと向き合えるものを選ぶことから始めましょう。
今後もワインラバーが増えますに!
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